2015年12月30日

国境なき記者団プレリリース撤回

  晦日です。「ベージュのトレーナーにジーンズをはいた2歳のお子さんが迷子になり、お母さんが心配しています。見かけられた方はお知らせください」というアナウンスが耳に入りました。近所のスーパーはさほど広くないから、こんなアナウンスは大変珍しい。最近とても垢抜けた店内放送だなって感じていたので、よけい耳が反応して、よし、探してあげよう! って、思ったら、目の前のパン屋さんで店員さんとジーンズの男の子が話していました。『あ・・・この子だ』と思ったら、アルバイトらしい若い店員さんが上司に、この子を連れて行くように言われているところだったので、「じゃ、オバサンも一緒に行こうか?!」と、手をつなぎました。若者とじゃないよ。「迷子センターってどこでしょうかね」と、アルバイト君。イベント会場じゃあるまいし、そんなとこあるわけないじゃん。無事案内カウンターに連れて行ったら、ママが飛びついて「ありがとうございました!」男の子は全く泣きもせず、パン屋さんの万能トングをもって、遊んでいたわけで、迷子になったと思ってないところがママとすれ違っています。わが子であっても親子のすれ違いって、永遠にこんなものでしょう。

★フリージャーナリストの安田純平さんがシリアで武装勢力に拉致され、身代金を要求されているとの声明を出した国際NGO「国境なき記者団が声明を撤回した。声明では、武装勢力は、身代金が実行されない場合、安田さんを殺害するか、他のテロ組織に身柄を売り渡すと脅していると述べ、日本政府に救出のために全力を尽くすよう求めていた・・・ことになっていました。記者団のHPの英文を高世さんがブログで訳しています。
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《国境なき記者団、安田純平氏に関するプレスリリースを撤回
            2015年12月28日(月)発表
国境なき記者団は、12月22日、7月以来シリアで拘束されている日本人ジャーナリスト、安田純平氏に関するプレスリリースを出した。このリリースは、通常の手続きで起草されたものではなく、十分に確認されたものではなかった。従って、これは、もっと十分な情報が得られるまで撤回された。我々は、安田氏の家族と友人、またシリアで拘束されている人々の家族が我々の謝罪を受け容れてくれるよう願うものである。》
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なるほど・・・と、納得。高世さんも執筆者の一人ですが、最近集英社新書から『ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか』が出版されています。読みたいのですが、まだ手が出ません。

通信盛り.jpgようよう部屋の片づけを始めました。「心がときめかない物は捨てなさい」と言う人がいるけれど、私は廃品利用が大好きだから、何も捨てられません。それでも整理していたら、読むべき最近の通信が溜まりに溜まっている。あーーーぁっ! 圧迫! こういうの、見る度に「がま口塾便り」もこんな圧迫感を与えていたかもと申しわけない気持ちになります。ついついお裁縫にうつつをぬかすので、読書はおたらくになります。
posted by Hiromi at 22:54| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

従軍慰安婦


  昔からの癖で、やらねばならないことがあると、なかなかやる気が出ない。つい、大掃除もしないでお裁縫をやりだす。100円ショップに行くと私が作るものぐらいは立派に売っていて、がっくりするけれど、メラメラと闘争心が沸いて、100円で買ったものを改造する。撥水加工の子供用エプロンの可愛いこと! 『よ像さんジャンバースカートなど.jpgし、これを御食事スタイに作り直そう!』。余った真ん中のポケットでスタイ入れを作りました。外出先で使用していちいち洗えないとき、これにゴミごと入れておいて家で水に流せばいいもんね。
 ミトンのリクエストがあったので、マフラーに差し込んで落ちないようにしてみました。サムエルパンツも「お尻はどれだけ深くても大丈夫なので」とリクエストをもらい、再び安心して作りました。
100円ショップショック1.jpg⇒ 100円ショップショック2.jpg + お食事スタイ袋.jpg


 こんなに愛しく育てて、戦争で強制的に従軍慰安婦にされたら胸が張り裂ける。ニュースではなんだか政府がお手柄を立てたみたいな論調だけど、二度と蒸し返さないって、<教科書にも書くな>ってこと?そこんとこはっきりさせなくっちゃ。簡単にこれでおさまるはずのない内容です。これで中国がどう出るか、中国にはどうするのか、こっちはますます緊張してしまいます。
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CBSノーカットニュース 金グァンイル記者  2015.12.28
嗚咽する慰安婦被害ハルモニ「交渉を認めることはできない」

 28日、韓日両国が日本軍慰安婦問題に関する交渉を妥結した直後、被害者である李容洙ハルモニ(88)は、交渉結果に反発した。
 この日午後、李容洙ハルモニは、ソウル麻浦区の「韓国挺身隊問題対策協議会」で記者会見を行い、「今日の結果をすべて無視する」と表明した。
 李ハルモニはまた、「当事者が生きている限り、当然、交渉に参加しなければならないではないか」として、「呆れることに、今日の交渉は、(被害)ハルモニたちのためにではなかったと思う」と声を高めた。
 会談で論議された少女像の移転についても、決して受け入れることはできないという立場だ。
 李ハルモニは、「少女像は、東京のど真ん中に建てて(日本人が)往来して謝罪してもすっきりとしないのに、韓国に建てたものも他所に移そうとしている」と述べ、「このように傲慢で罪というものを知らない者たちとの交渉で、解決はできない」と訴えた。
 また、「この間、少女像を訪ねる度に、どれほど慰められたかわからない」として、「日本が謝罪した後に、寒空に裸足で座っている少女像に靴を履かせる」と語った。
 李ハルモニは、「あの世に行かれたハルモニたちに面目がない」と述べ、「亡くなったハルモニたちの分まで、死ぬまで戦う」と、すすり泣きながら語った。
 そして、「被害者は46名ではなく、亡くなった方々を含めて238名」だとして、「金を稼ぐために行ったのだから金をちょっとやって『補償』すると言うけれど、罪を認めて『賠償』しなければならない」と付け加えた。
 先に、尹炳世外務部長官と岸田文雄外務大臣は、この日の午後、ソウル鍾路区の外務部庁舎で交渉妥結を宣言した。
 会談の 閣下、日本側は「慰安婦問題は、当時、軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳に深い傷を負わせた問題として、日本政府は責任を痛感」していると表明した。

BY黒田

울먹이는 위안부 피해 할머니 "협상 인정 못 한다" - 노컷뉴스

28일 한・일 양국이 일본군 위안부 문제에 관한 협상을 타결한 직후 피해자인 이용수(88) 할머니는 협상 결과에 반발하고 나섰다. 이날 오후 이용수 할머니는 서울…

NOCUTNEWS.CO.KR

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posted by Hiromi at 17:33| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アクセント記号も変っていく

  昨28日無事新パスポートゲット。旅券センターはとても混みあっていたけど、受け取り口はすいていて、本人確認のために帽子をとって本籍県と生年月日を言って、受取書に署名したらすぐ渡してもらえました。ICチップが埋め込まれているので、これで不正はなかなか出来ないはずです。又これから10年。どこへ出かけることになるのやら。
 ルーセントタワー門松.jpg
 ルーセントタワーの地下入り口には立派な門松が立てられていました。日本人はツリーを片づけて、すぐ門松立てるから忙しいね。うまい具合に、同じ名古屋駅で、東海音声表現研究会の出版してきた冊子の発刊終了打ち上げがありました。2011年秋に終刊してからお預けになっていたけど、ようよう編集委員が5人(先輩男性3人とちょっと後輩女性1人)集まって今後の会のことなどランチしながら話し合いました。15年間続いてきた音研の歴史。亡くなった俳優さんは既に二人。話し合われる内容も種々様々で、今後の方向性を明確にするには、基本的に核になってきた人たちの体力?がなくなってきています。2020年をとりあえずの目途にして、ぼちぼち緩やかにまとめに入りましょうという事になりました。

 それにしても同好の仲間と、とりとめのない朗読や音声表現の話をしているときのなんとも言えぬツーカーの楽しさ。家族に話しても「ああ、そう」「それがどうしたの」と返るだけの話が「そうそう、そうなんだよねー!」「いいねえ、その話!」だもんね。アクセント辞典についても、まもなくNHKから新しいのが発刊されるけれど、アクセント記号が高低が3種類になっているんですって。

 そしてどの辞書が面白いか、参考にすべきかなど、アクセントに詳しいAさんのうんちく。どんどんアクセントは壊れているので、活用の変化にも記号がついている三省堂のアクセントに戻るべきとか、なかなか白熱したお喋りになりました。
 アクセントではないけれど、昔、芥川龍之介が大槻文彦博士の編んだ国語辞典『言海』の【猫】の項目に「窃盗の性あり」という一文を見つけ出し、「猫に窃盗の性あるとするならば犬には風紀紊乱の性ありと書かねばならないだろう」と評し、次の『大言海』では、この解説が削られたという逸話があったりするそうです。
 さて、私も新年は10年使うパスポートと辞書のことをじっくり考えてみよう。
posted by Hiromi at 10:10| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

東山動物園で

 帰省家族と今日は東山動物園。ちょっと風がありましたが、12月末とは思えない穏やかな天気でした。人間の愛情に包まれて檻の中で暮らすのは幸せかどうか分からないけど、生死をかけて戦うことはなく一生を終えられます。なぜ人は動物園へいきたいのかなぁ。ママとパパの考えは、免疫力をつけるため。動物園の敷地の中であればいいと言います。

 昨日の夕食のテーブルでは「今後どういう教育方針で育てていくか」という話になりました。「人に迷惑をかけないように」は、日本人のしつけの定番だけど、迷惑をかけないで生きられるはずがないから、トラウマにならないよう、あまり強く言いすぎないようにしたいと言います。 「じゃ、人に親切にしようではどーう?」と私。

  「百万回生きた猫」は、私のバイブルとも言える絵本でした。でも、自分がおばあちゃんと言われる年代に入ったと気付いた時に「猫はおばあちゃんが大嫌いでした」という所で衝撃を受けました。「大嫌いでした、大嫌いでした・・・」が続くのは辛すぎる。ネガティブな表現は嫌だと心の底から思いました。今私は「百万回生きた猫」は読みたくないのです。野良猫でももちろんいいんです。でも、色々な人が好きなる絵本を作ってみたい。いつか作ってみたい。いろんな人が好きになる野良猫。
posted by Hiromi at 21:19| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

福井から来た小さなサンタ

 クリスマスプレゼント.jpgサンタさんがやってきた!でも、今年は訳あって、今日と明日だけの帰省になりました。たまたま早めにプレゼントの撮影会をしているところへ友人から編みぐるみのプレゼントが届き、おお喜びで抱きしめていました。予想外の出来事は、広告紙で作ったブーツを履いてくれたこと。来年はもうすこししっかりした靴を作らないとね。安全な靴を・・・。サンタの靴はけちゃった.jpg

 サンタピアニスト小.jpgでも判決はトナカイに乗ってやってはこなかった。福井地裁高浜原発異議決定。早速の不当決定に対する全国弁護団の声明文です。
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福井地裁高浜原発異議決定を受けての弁護団声明

高浜原発3・4号機については、本年4月14日、福井地方裁判所の樋口英明裁判長、原島麻由裁判官、三宅由子裁判官による運転差止仮処分命令が発令されていましたが、本日、同裁判所の林潤裁判長、山口敦士裁判官、中村修輔裁判官により仮処分命令は取り消されました。

私たちは、福島原発事故のような事故を二度と招いてはならないという観点から新規制基準の不合理性、基準地震動の策定手法の不合理性、津波の危険性、工学的安全性の欠如、シビアアクシデント対策・防災対策・テロ対策の不備といった様々な危険性を指摘しました。

これに対して、本決定は、原子力規制委員会の判断に追随するだけの形で私たちの主張立証を排斥しました。
とりわけ、基準地震動に関しては、「最新の知見に従って定めてきたとされる基準地震動を超える地震動が到来しているという事実」は、「当時の基準地震動の想定が十分でなかったことを示すものである」と認めながら、「いずれも福島原発事故を踏まえて策定された新規制基準下での基準地震動を超過したものではない」とし(113頁)、新規制基準下ではこのようなことは起こらないとされています。
しかしながら、一方で、本決定は、「新規制基準の策定に関与した専門家により『基準地震動の具体的な算出ルールは時間切れで作れず,どこまで厳しく規制するかは裁量次第になった』との指摘がされていること」も認めており(105頁)、この認定からすれば、新規制基準における基準地震動の策定手法は見直されていないのですから、上記決定は、論理矛盾を来しているといわざるを得ません。
さらに、本決定は、「あらかじめ判明している活断層と関連付けることが困難な地震でマグニチュード7を超えるものが起こる可能性を完全に否定することはできない」とし(122頁)、「本件原発において燃料体等の損傷ないし溶融に至るような過酷事故が起こる可能性を全く否定するものではないのであり,万が一炉心溶融に至るような過酷事故が生じた場合に備え」なければならないとしています(223頁)。本決定は、福島原発事故の深刻な被害から何も学ぼうとしない、極めて不当な決定であり、原発周辺住民が事故によって被害を受けることを容認していると言わざるを得ません。

林潤裁判長は、11月13日の審尋期日の際に「常識的な時期」に決定を出すと発言しましたが、私たちが指摘したすべての問題点について正面から検討した上で本日12月24日に決定を出すというのは「常識的な時期」とは到底いえず、年末も押し迫った常識外れなこの時期に出した本決定は、高浜原発3・4号機の再稼働スケジュールに配慮した、結論ありきの決定であると言わざるを得ません。
高浜原発3,4号機が再稼働して重大事故を起こした場合、その責任の重要部分は再稼働を許した3人の裁判官にあるということになります。

しかし、私たちは、このような不当決定に負けることはありません。なぜなら、理論的正当性も世論も私たちの側にあるからです。福島原発事故のような事故を二度と招いてはならない、豊かな国土とそこに根を下ろした生活を奪われたくない、子ども達の未来を守りたいという国民・市民の思いを遂げ、ひいては失われた司法に対する信頼を再び取り戻すため、最後まで闘い抜くことをお約束します。

2015年(平成27年)12月24日
脱原発弁護団全国連絡会、大飯・高浜原発差止仮処分弁護団
共同代表 河合弘之・海渡雄一
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posted by Hiromi at 23:04| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

日本のメディアはアベの子供になったのか

世界はどう見る.jpg  昨日のYWCAでの藤田早苗さんの講演会、久々の勉強。 日本人が見ている日本と外国から見る日本のギャップがありすぎるというお話から始まりました。藤田さんは国際人権法を学ぶために渡英、既に16年在英です。第二次世界大戦前まで、「人権」は国内問題だった。外からなんやかんや言うのは内政干渉にあたるとされていた。ところがナチスのアウシュビッツ以来、「人権」は、国内事項だけでなく国際的関心事となり、1948年12月10日に世界人権宣言が採択された。日本では、その12月10日に秘密保護法が施行された・・・。

 9条壊すな.jpgディビット・ケイ国連特別報告者の仕事とは何かという基本から、国連の正式なwebサイトにも載っていた来日調査をキャンセルした日本が、いかに失礼で非常識なことをしたのかという説明がとても分かりやすかった。きわめて珍しいケースで、独裁国家ならやるという行為だそうです。それからすると、自民党の改憲案たるものの恐ろしさもあらわになって「緊急事態条項」創設による危険というのは、ナチスが使ったものと知れば、真っ青になる。

 ザ・メディアinジャパン.jpg日本のメディアにジャーナリスト精神はあるのかと、藤田さんは問われた。イギリスでは、「日本のメディアはアベの子供になったのか」と風刺漫画にになっている。
 イギリスのBBCとてパーフェクトではないが、スコットランドの独立問題の時、BBCは会社の前でデモを受けたけれど、透明性を担保して、BBCは自らそのデモの様子を実況放送したというのにはびっくり。
 とにかく秘密へ秘密へばく進している今の日本はキケン極まりない情況なのだと、悔しいばかりだ。

 ★よくパチンコ店の大きな広告紙が新聞に入るんだけど、全面的にまっかっか。何かになりそうだと思って、ずっととっておいて、本日閃きましたー!折り紙にしてサンタのブーツを作ったのです。パパとママにも真似事でプレゼントを入れてあげよう・・・子供たちが小さかった頃、キリスト教じゃないからと、いっさいクリスマスの諸々はしたことがないのに、孫のことになると、とろけてしまいます。ブーツの中身はお食事スタイだから、まあ叱られる事はあるまいて。

 バラに最初に与えた玩具はサンタブーツをはいた緑の犬のぬいぐるみ。お正月に犬猫ショップに行ったら、半額で売ってたからね。バラの一番の宝物なので、でっかいブーツをじーーッと眺めています。
広告紙の折り紙ブーツ.jpg バラとクリスマスブーツ.jpg
posted by Hiromi at 23:00| 愛知 ☔| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月21日

お母さんの声みたい!

  「整膚学園」の本部は車道にありまして、学園へ行くときは、直ぐ近くの、布地の「大塚屋」がいつも私を誘惑します。自分のものは買いませんが、家の近くでは手にはいらない可愛い柄は、ついつい買ってしまう。だってついでだもん。
 それで昨日は大車輪で録音した朗読CDを焼いて全員に郵送したし、今日は、やれやれのご褒美に、何もかも忘れて、お裁縫を楽しみました。先回、パラパラぐちゃぐちゃ落ちる御飯を受け止める受け皿のお食事スタイ2.jpgお食事腕カバー.jpgようなものがついたスタイを使っていたので、ひそかに作ってみようと思っていたのです。防水のビニール布なのでとても作りにくかったのだけれど、何とか、それらしいものは出来ました。プラス腕カバーもつけて。そして、ふと、ママのエプロンも作ったら、食事中の対話が面白いかもと思いついて、お揃いで作ってみました。50p買っただけですから、きっちり使い切りました。

 1ヶ月ほど前、学校から帰宅途中の1年坊主の集団の中に、姪孫のIちゃんを見つけ、一言二言声をかけてバイバイしたことがあります。5日ほど前、又その5~6人の学校帰りに出会い、みんなが「Iちゃんの・・・」「Iちゃんの・・・」と言い出したので、私も気がつきました。それで「Iちゃん、お友だちと仲良しなんだね。みんな仲良くしてくれてありがとうね」って言って、はにかみながら手をふる彼と別れました。その瞬間、「お母さんの声みたい!」って言った子がいました。ここ数日その言葉が耳から離れないのです。Iちゃんがみんなに、私のことを「だれ?」って訊かれてたのは聴こえてたけど、さて、なんて答えていたかしら? (まさかおばあちゃんとは言ってはいまい)。
 単にお婆ちゃんでなくて、お母さんみたいに若い声だと感じたのかな? いずれにしても、そう言った6歳足らずの子供の、声に対する感性と表現力に痛く感動しました。お母さんと話すことの幸せを知っている子の発言だと思ったから。

明日出かけたいと思っている集会です↓ こちらの「表現」の自由は心の破壊と恐怖の中にあります。
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【名古屋】12/22(火)学習会『世界はどうみる?日本の「表現の自由」』
〜政府による「国連特別報告者」公式訪問延期の意味〜
日時:12月22日(火) 18:30〜20:30
場所:名古屋YWCAビッグスペース
    地下鉄栄5番出口東に徒歩2分
     http://www.nagoya-ywca.or.jp/mapfiles/ywcamap.html
講師:藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センター フェロ−)
参加費:500円
主催 秘密保全法に反対する愛知の会 
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posted by Hiromi at 20:50| 愛知 ☁| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

百花繚乱のコンサート

語り 伽羅先代萩.jpg アイウエオの歌.jpg いろは歌留多.jpg 便所掃除.jpg ぎなた読み.jpg ソプラノ 歌.jpg ライア.jpg タケリーナ星めぐり.jpg 
  お客様は25〜6人だったかな、百花百草はとても気持ちの良い、素適な空間でした。帰宅してプログラムをしっかり見たら題名が「グリコン 百花繚乱のコンサート」となってて、あじゃー。私達も花開いたなぁ。主催は環境のことを考えて買いものや生活をする人という意味の、「グリーンコンシューマー名古屋」の皆さんです。

 トップバッターは「語り」 伽羅先代萩。素適なきもの姿で三味線を弾きながら仙台藩のお家騒動の話。伝統文化だよね、確実に。その後に早々と私達が登場しました。アイウエオの歌、台湾バージョンと八紘一宇・アジア解放バージョン。アニメーションから音楽を録って伴奏にして、会場の皆さんにも声を出してもらいました。「桃太郎 海の神兵」から芥川龍之介の「桃太郎」につなぎました。桃太郎が鬼が島の征伐を思いたったのは、お爺さんやお婆さんのように、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだったせいで、老夫婦もこの腕白者に愛想をつかしていたので・・・というお話です。
 次は藤村歌留多。これくらいのお客様の数なら、ちょうど良さそうな距離で見ていただけたかも。いつかは本当に歌留多とりをやってみたいんだけどね。そして浜口国雄の「便所掃除」。長年温めてきた作品をついに初演。手作りで小道具も揃え、Fさんの独演でした。今なら「トイレの神様」の男版かな? 
 そして「ぎなた読み」。お客さんがしっかり笑って反応してくれてホッとしました。一度ぜひ今も流されている和歌山放送のCMを聴いてみたいものです。今年度の日本民間放送連盟賞の最優秀賞をとったラジオCMです。そして、毎度の「あなたの声」で締めくくりました。

 このあとはプロのソプラノの独唱で「魔笛」の中の曲や「落葉松」が歌われました。同じ床の高さで間近で聴くソプラノってすごい。続いて絵本「そのこ」。世界中で2億1500万人もの子どもが、自分の意思に反した労働を強いられていて、西アフリカのガーナでカカオを収穫している「そのこ」と、日本にいる「ぼく」との日常を描いた谷川俊太郎さんの詩が絵本になっていて、このグループは学校などでもよく朗読しているそうです。

 さて、第二部は、ライアとタケリナの演奏から始まったのですが、タケリナを吹くKさんは古い古い25年来のお付き合いで、がま口塾の会員さんでした。ここ10年ほどは会ったこともなかったので、びっくりの久々のご挨拶。だけならいいのに、突然タケリナに合わせて宮沢賢治の「星めぐりの歌」を朗読してほしいと言われ、ほぼぶっつけのコラボ。今日の会に誘ってくれたHさんも同様に古い古いがま口の会員さん。全面的にお世話になりました。そうそう、同様に古い古い会員のKさんも来てくれていました。
 で、なんて言ったって、もっとも古くて最も遠くから来てくれた金沢の水野スウさんも一番前で聞いてくれていて、「哲学のある作品メニューで、とっても面白かったよ!今まで八事朗読バンドのイメージが分からなかったけど、ただ上手に読もうとしている朗読ではない、ということが分かったよ」とのコメント。最高に嬉しかったわ。スウさんは気持ちを真っすぐに受け止めてくれる天才です。

 その後も大好きな「リリーマルレーン」の歌を聴いたり、「白鳥」「ハンガリー舞曲第一番」のピアノ連弾などを堪能し、最後はみんなでクリスマスソングを歌ってお開きになりました。なんと素適な贅沢な一日でしたことか!お世話になった皆さん、ありがとうございました。
 我がバンドのみんなもよく頑張ったね。内容が伝わる・・・嬉しさ。学んだね。
 結果的に集会とデモには行けなかったけど、私の気持ちは今日一日にたっぷりと注ぐことが出来ました。

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posted by Hiromi at 21:25| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月18日

明日は「百花百草」でいよいよ本番

  八事朗読バンド練習日・・・なれど、明日が本番なので、舞台稽古の様相。2人の欠席を埋めるのにどうしようかと悩んでいたら、なんという事でしょう! 今年初めてSさんが出席!!1分間スピーチと、Sさんだけ3分間スピーチで近況を紹介しあいました。みんなそれぞれに色々なことに挑戦していてびっくりします。
 私の近況はというと、ソファやテーブルを動かて、ステージスペースを確保したり、演出を色々悩んだり、家主もけっこう忙しい。でも、みんなが宿題をきちんとしてくるし、あれこれ提案してくれるので、頼もしいこと! もう何年もやってきたんだもの、阿吽の呼吸だよね。本番は何が起ころうと堂々とやろう。

 年末のあわただしい時ですが、あす時間のある方は、
百花百草 
へ、ぜひ起こし下さい。私達の朗読の他に語りやコンサートもあります。12時半開場、1時開演です。

 夕方からは「安倍内閣の暴走を止めよう!あいち集会&デモ」。17時から久屋公園のひかりの広場です。行けたら行こうと思っていますが、体力がちょっと心配。そうそう、金沢からあいちに水野スウさんが「出前けんぽうかふぇ」に来ます。
で、その隙間を使って、名古屋の百花百草に来てくれるんです。スウさんに会いたい人も来て下さいね。
posted by Hiromi at 23:41| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

笑顔で前向きに暮らす

  パスポートの有効期限が来月で切れるので、区役所に戸籍抄本をとりに行ったり、カメラ店で証明写真を撮ったりして旅券センターへ行く準備を完了していたら、たまたま友人が整膚学園の無料講習会に行きたいと言いました。名古屋駅北のルーセントタワーの3階に整膚、5階に旅券センターがあるので、待ち合わせて、一緒に講習を受けました。実は私も初めて訪ねたのです。日曜日にパーティで会ったばかりなので、突然現れた私に蔡先生びっくり。

 整膚では、針で刺したり指で押したりすることを避け、皮膚を引っ張り身体を温めて血流を促します。今日実際に講演した先生も末期癌だとのっけからニコニコ。現役の看護師さんでもあります。癌のあちこち切除したり転移したりのあげくの、整膚に出会っての安らぎを終始笑顔で語られ、色々学ぶこと多し。
@悔いなく生きる。A抗癌剤に頼らず、体質改善に努める。B整膚をする。C笑顔で前向きに暮らす
という話は、病と闘って来た人の話ですから、充分納得できます。

 会場に集まった10数人の人たちも、やっぱりなんやかんやで身体についての苦しい体験を持っている人たちのようでした。指を使うだけで、何の道具も要らないのだから、どこでもいつでも施術はできます。副作用も害も全くありません。余裕があれば学んでみるのも価値があると思うのですが、今の所私はまだ余裕無し。友だちは宝くじを買ったので当ったら学費は出る! と、まずは自分の身体と財布を治すことから考えていました。

 1215中日旭ヶ丘銃規制.jpg旭ヶ丘高校でYOSHI基金で留学中の二コルさんが交流しました。事件の後に生まれた子達ですが、事件を風化させることなく旭ヶ丘高校の毎年の行事になっている事はありがたいことだと思います。とにかくアメリカも頑張って欲しい。予防は全てに優る医療です。
 中日新聞20151208証言集会.jpgついでに7日の証言集会の記事も貼り付けます。若い人たちの姿が載るのは嬉しいので。通訳は若いお嬢さんでした。次の世代へバトンタッチする準備も私達の大事な仕事です。

posted by Hiromi at 21:56| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月15日

ノルウェーから我が家に来たもの

 宇宙から帰って来る人、スペインのグランプリファイナルのスケートリンクから帰って来る人、ノルウェーのノーベル賞の受賞式から帰って来る人・・・。そして、届きました!!! 

 ことしのノーベル平和賞には、中東のチュニジアの民主化に貢献した「チュニジアン・ナショナル・ダイアログ・カルテット」=「国民対話カルテット」が選ばれました。そして、ことしの授賞式には、核兵器の廃絶を訴え続けてきた広島と長崎の被爆者2人が招待された事はビッグニュースてした。招かれたのは、広島で小学生の時に被爆した岡田恵美子さん(78)と長崎で18歳のときに被爆した築城昭平さん(88)。2人は授賞式のあと、ノルウェーのソルベルグ首相と会談しました。

ノーベル平和賞授賞式にヒバクシャ招待-1.jpg ノーベル平和賞授賞式にヒバクシャ招待-3.jpg ノーベル平和賞授賞式にヒバクシャ招待-2.jpg

 2人は、核廃絶を訴えて、会場の参加者に、このタペストリーを配ったそうです。ゲンの顔が入っているので、そのうち数枚が中沢啓治氏夫人の所に送られてきたので、私まで戴いたというわけです。「世界連邦は昨日の夢であり、明日の現実である。今日は昨日から明日への一歩である」という湯川秀樹博士の文字を真ん中にゲンや与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」、金子みすゞの「大漁」、日本国憲法なゲンタペストリー.JPGどが印刷されています。翻訳はされていないけど、バックに世界中の「平和」という言葉がアレンジされていて、放射能危険マークがドカンと座っています。

 ポリフィルム製なので、多分、これならお土産にするのに軽い。多くの人に配られて理解が深まっていることでしょう。お二人の招待までこぎつけた関係者の皆さんの努力、そして高齢のお二人の勇気に拍手。

posted by Hiromi at 22:04| 愛知 ☁| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月14日

45年後の先生と私

竹内先生84歳祝賀会.jpg  百歳白菜プレゼント.jpg
 「新たなスポーツ整膚の発展を祝う会」。メルパルクにて無事終了。100人ちょっとの出席でアットホームな会になりました。T先生のお誕生日。12月13日が誕生日というのもすごいけど、スポーツ貢献で南京市の名誉市民でもあります。昭和6年のお生まれなので、今日が84歳。ほとんどが教え子か陸上競技関係、整膚関連。私にとっては場違いなスポーツや健康のキーワードで集う人たちなので、みんな老齢にも関わらず、フットワークは軽い。 こんなに教え子達に囲まれる84歳って、素晴らしいなぁと素直に思います。司会席でお誕生日ケーキ.jpg

 バースディケーキとともに、サプライズプレゼントも準備され、実行委員宅で取れたての白菜を百歳にかけて贈呈、爆笑と拍手で盛り上がりました。司会の席に先生が「ご苦労さん!あなたに食べて欲しいの」と持って来てくださったケーキ。ほんとは先生用に切り分けられたデコレーションのトップ。バリバリもぐもぐいただきました。優しい先生です。
竹内先生の花嫁姿.jpg老いらくの恋48年後.jpg
  
  47年を隔てたビフォー&アフター写真。互いに生きて笑顔が交せるだけで幸せな年月を過ごしました。「教師にはなりません!」と、言いに行った時、「自分の歩きたい道を進みなさい」と理解してくださった47年前のご恩は忘れられません。本当に本当に落第生の私に・・・先生ありがとうございました。

 戦ふ小國民.jpg先生は昭和16年制作の国策映画「戦ふ小國民・感謝篇」に出演されて います。ブロマイドには「小國民は毎日戦ってゐる。慰問文を作って前線へ送る。英霊に感謝を捧げる。心身を鍛へる。課外のすべてが軍人援護に捧げられてゐるのだ」と書いてあります。こんな時代に二度としてはいけない!
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2015年12月12日

インドに原発を売っている場合か! 日印原子力協定やめろ!

フクイチが終わっていないのに.jpg  安倍首相がインドを訪問していて、NHKのニュースの現地街頭インタビューを見ていたら、アベさんに大いに期待するという声だけが拾われていて、カチン。私は11月末の広島での「世界核被害者フォーラム」の時に会場で開かれていた「世界のヒバクシャポスター展」と「インド・ジャドゥゴダ・ウラン鉱山被害写真展」を見ています。
 核サイクル被害現場からの報告で、インド・ジャドゴダ・ウラン鉱山・放射能反対同盟のアシッシ・ビルリさんは、激しい怒りの烽火を上げていました。インド核軍縮平和連合のクマール・スンダラムさんも小出裕章氏の講演の後のラウンドテーブルなどで強く訴えていました。インド政府はウランの採掘を国営事業でしていて、政府はろくに調査もしないで、被害はないとしているのです。パワーポイントのアベフェイスの上に、「フクイチがおわっていない。インドに原発を売っている場合か! 日印原子力協定やめろ! 」って書いてありますよ。

 政治家って、視察費出てるよね、どうして根本の根本たるウランの採掘現場を視察しないのだろう。💢 新幹線の売り込みに成功したって喜んでばかりでいいのか💢 エネルギー資源の買い付けに忙しい商社も現地の被害者たちを見たら、まともに商売は出来ないはずです。どこが核の平和利用だ💢 何が核の抑止力だ💢


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2015年12月09日

C高校で授業

 名古屋市立C高校で音声表現の授業。45分×2の計90分でした。何年生ということはなく、この学校は昼間定時制という、とても珍しいシステムで、生徒たちは自分で授業を選んで単位をとります。なので、年齢のばらつきもあり、服装も自由で、とても面白い雰囲気です。一昨年からなので、今年で3回目。

 戦時中、日本語普及のための、台湾での「アイウエオの歌」と南方でのアニメ(桃太郎 海の神兵)を通した「アイウエオの歌」を取り上げました。日本の侵略行為は、言語まで奪ったのだという基本を、CD音源も使って理解してもらい、発声練習にしました。これは、実は、来週の19日に「百花百草」という所で、八事朗読バンドが少し発表させてもらうので、練習している演目なのです。「今日から名古屋弁は使ったらいかんぞ! 標準語で話しゃあ!」と言われたら、なんとか耐えられるけど、「日本語を使うな」と言われたら悲しいよねっ! という話。

 次は「ぎなた読み」。「弁慶のなぎなた」を「弁慶のな」「ぎなた」と切ったら、意味が通じないよね、こんな事を考えて表現しようねという話。これも19日に演じます。色々な例文に笑い声もちゃんとあって、受けた・・・と思ったけど。

 後半は「般若心経」と新美南吉の「こぞうさんのおきょう」。この音声表現の時間を通常ずっと担当しているのは、二人の先生ですが、今日は外部講師の2クラス合同の特別授業なので、Y先生とK先生も同席です。K先生はこのお経は毎日あげていて、テキストを見なくても言えると控え室の雑談で知り、教室でY先生一人でしていただき、なぜこのお経を覚えてしまったかの話もしていただき、皆シーンと聞きました。悲しいお話だったけれど、「このお経に救われたの」という秘話は心に落ちました。その後で可愛い「こぞうさんのおきょう」をやったので、みんな熱演・・・いや、熱朗読してくれました。あまりにも素直でよく乗る生徒たちだったので、トントン運び、予備に持って行った「むらさき花だいこん」も私が朗読しました。

 ストーブのバラ.jpg昨日はパールハーバーのメモリアルディとしてニュースでも取り上げられ、13日がくれば南京大虐殺の日。そういう話も興味深く聞いてくれるところはさすがに高校生で、とても流れよく進めることが出来ました。こんな若い人たちとの交流も出来て感謝の一日でした。

 今日の写真は我が家のダンボールバラ。ストーブの前でよくもこんなに四角くなれるものです。バラのお経はグルグルゴロゴロ。毎夜、私の布団の中で唱えています。


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2015年12月08日

最後の南京大虐殺名古屋証言集会

 爆睡して一夜明けました。目がしょぼしょぼするので、『ここんとこよく涙が出たなぁ』と思いました。
 昨日の「南京大虐殺名古屋証言集会」は、110人の参加者で、イーブル名古屋の視聴覚室は満々席でした。参加してくださった皆さん、寒い中、本当にありがとうございました。名古屋証言集会1.jpg

 私の仕事は、南京市から証言者の陳徳寿さん(83歳)と付き添いのお孫さんと虐殺記念館の職員の方3人やお迎え要員一行を午後5時に会場隣の中華料理店で迎えることから始まりましたが、既に大阪で証言集会が終わり、名古屋へ受け継いで東京へ送るという流れの中で、大勢の日中の市民が協力してサポートしています。

 予定通り6時半に開会したのはいいのですが、主催者挨拶でTさんの話が怒りと愁い(笑)で長くなり、続いてHさんの挨拶もユネスコの記憶遺産に登録されたことを日本政府がモンクを言えたことじゃないぜと、一つ一つ丁寧に立証しだして長くなり・・・そうになったのを「50分には終わるんだよ!」と言っておいたのをしっかり守りました。

 やれやれと思っていよいよ証言集会に入りました。通訳の王さん自身も南京市出身で御祖父ちゃんが犠牲者だという3代目。予め用意された原稿を読み上げて(それはとてもとても凄惨で聞くのも書くのも辛い内容)通訳を入れても30分で終了してしまい、「ええーっ! 」何度進行表と時計を確認しても、7時20分です。続く日本と中国の学生さんたちに前に出てもらって意見交流をする時間は8時からになってるよ。名古屋証言集会2陳徳寿さん.jpg司会者として40分も予定が早まった体験はいまだかつてなく、頭の中は野中の案山子。デクノボウとして立つしかないと覚悟を決めました。

 中国からの留学生、日本の大学生、県大の先生と学生さんたちが10数人参加してくれていて、そのうち4人が勇気を出して前に並んでくれました。『意見をたくさん飛び交わせるこっちゃ!』と自分に言い聞かせつつ進めましたが、学生さんたちは留学生も日本の学生も実に率直に自分の言葉で話してくれました。嫌中、嫌日、ヘイトスピーチ・・・・。会場の学生さんたちもアルバイト先での中国人留学生のエピソードなど話してくれ、中には涙で話せなくなってしまった女子学生がいて、「歴史的事実を知る」ことの大切さを無言の中でも会場のみんなに切々と伝えてくれました。こっちも涙が出るよぅ。

 引率の先生も学者として、きちんと史実についての考え方(主に30万人、20万人の話)を説明され、記憶遺産問題で日本政府が引き合いに出している学説は、東中野修道氏のみで、既に学説としても裁判でも、きちんと否定されていると明言。ただ、過去のことを証明するのは、なかなか手ごわい事であることも付け加えました。
 会場から「メディアが悪い」の話も出て「本日はマスコミも参加していますが」とうながすと、なんとM新聞の若い記者さんがしっかり発言してくれました。「もうマスコミを攻めるだけは止めませんか? マスコミを動かすのは市民の皆さんの声ですよ」と、シゴク丁寧な分かりやすい話。当然ながら歴史教育の問題も次々と出ました。高校や中学で歴史を教えている先生も大勢出席されていました。

 最後に私は一言、張君が2年間我が家に留学生としてホームステイした話をして、もし日中戦争が起きたら、我が家の息子を殺すかって話になった時、「僕はYちゃんを殺すよ」と言ったことを話しました。自分の家族が戦争で日本人に殺されることになったら、さもあらん。愛するものを殺されるということは。その彼も既に45歳のパパ。今も私を「お母さん」と、言い続けてくれています。「どんなことも率直に話し合うことが大切だと思っています。又こういう機会を重ねましょう」と、言わせて貰いました。

 20数年間、毎年名古屋の証言集会を実質主催してきたHさんの最後の締めくくりの話も「私は長年体育の教師だったので、まず、身体が反応する」という話も面白く、その思いを、頭に上げて、史実を叩き込んできた彼の経験の重さに、私は頭をたれました。何も研究せず、幸存者の話を聞く努力も一度だにせず、しゃあしゃあと「南京大虐殺はなかったのではないか」という私達の国の政治家、私達の街の市長は、こういう会には出席しません。頭をたれるのは選挙のときだけです。国や市が主催すべき行事です!

 9時15分前に無事終了。M新聞の記者さんが、終了後、虐殺記念館の職員さんに「こうした証言集会を日本で続けてきたことについて・・・」と、取材を切り込んでいましたが、「館として、用意した原稿以外には絶対発言しない」と堅く言われているとのことで、無念の筆。それも今の中国です。
 写真は司会の席から遠慮がちに撮ったものです。
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2015年12月06日

6歳の御通夜

  昨日訃報を受けて弔電の準備をしている最中に、又別の訃報を受けて、とてもショックでした。90歳近い方のお知らせは、寿命というものかと、寂しく感じられ、在りし日の柔和な笑顔やお話を思い出して、安らかに天国でお過ごしくださいと念じるのですが、後の方の知らせは6歳の小学校1年生の男の子。生まれた時からの障害を奇跡的に撥ね返して小学校入学を果たし、念願の普通学級で元気に12月2日まで登校していたというのに・・・。

 デモには参加せず、お通夜に行ってきました。やごと朗読バンドの仲間も駆けつけました。バンドのメンバーであるママの隣に座っていた中学1年のご長男が、涙が止まらないママの背中をずーーーーっとさすっていたのが印象的でした。なんて優しいご家族なんだろう。きっと立ち直ってくれると思います。幼稚園で作った作品から最近の絵や工作絵日記などが展示されていました。明るくて、伸び伸びして、とても元気の良い作品で涙があふれました。学校や幼稚園のお友だちが、ママやパパに連れられて、大勢参列していました。辛い辛い光景でした。どうか天国で安らかに眠ってください。合掌。
posted by Hiromi at 20:44| 愛知 | がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月05日

デモと南京大虐殺証言集会

 特定秘密保護法の強行採決が行われた2013年12月6日から2年が経ちました。しかし、絶対諦めないと、全国各地で抗議デモがあります。

15/12/5(土)6(日)の全国9都市で秘密保護法反対集会
http://nohimityu.exblog.jp/25021155/

12/5(土)東京・大阪
12/6(日)札幌・弘前・東京・名古屋・岐阜・四日市・京都・大阪・高知

特定秘密を扱うための「適性評価」の身辺調査が認められた公務員・民間人が97560人、不適格者は1人だそうです。何が不適格だったんだろうね。でもこの適性評価を拒否した公務員・民間人もいるんだね! 25名。抵抗する強い公務員と市民がいるんだ!
陳徳寿さん.jpg

12月7日(月)は私達も行事をします。ノーモア南京の会名古屋とテッカイの会の共催で、南京大虐殺生存者の証言集会。大阪と名古屋と東京と順次まわりますが、生存者が高齢になってきたため、今年で終了します。最後の機会なので、興味のある方はぜひ"時代"を共有してください。本当は名古屋市がこういう会を主催するべきだと思います。学生や市民が細腕で頑張っているのを市長さんが「そんなもんなかったんじゃにゃあか?」って言ってるの、恥ずかしく悲しすぎる。
5日午後1時半、大阪市北区天神橋3のPLP会館                           
7日午後6時半、名古屋市中区大井町のイーブルなごや(女性会館)
▽9日午後6時半、東京都文京区本郷1の全水道会館

 水曜日のテッカイの会議では近鉄特急で来られる一行の出迎えや食事、ホテルなど、細かく担当を話しあったのですが、今年の証言者の通訳さんは、南京出身の元留学生。お世話も若い留学生さんたちが活躍してくれますし、何よりも今年は日中の大学生、留学生が証言について話し合うプログラムを入れました。司会の私は立ち往生するかもしれませんが、しっかりやろうと思っています。
posted by Hiromi at 07:15| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月01日

きれいな空気がほしい!

 友人のWさんはなが〜〜〜い北京在住のお仕事ですが、これほどひどいのは初めてと驚いています。Wさんのホームページ
http://www.tabichina.com/ で、毎日北京の様子を紹介してくれていますが、その「一期一シャッター」の11月10日から30日までの写真を拝借して並べてみます。
北京汚染151110.jpg 北京汚染151112.jpg  北京汚染151115.jpg 北京汚染151129.jpg 北京汚染151130.jpg 
 悲鳴! 会社の部屋の中でマスクして仕事してるんだって。部屋の中のPM2.5を吸い込まないためだよ。自分のインフルエンザの菌を人に移さない様に・・・じゃなくて。北京のみんなの健康が心配。
 いやいや、もうこれは日本も運命共同体です。いがみ合っている場合じゃないよぅ。持てる力を出し合って協力して、命の綱のきれいな空気をとりもどそうよ。放射能汚染も全く一緒だよ。こうやって目に見えるのは分かりやすいけど、放射能は見えないから、もっともっと怖いんだよ。


posted by Hiromi at 21:24| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする