2016年01月31日

紫の君逝く

 1941年生まれ。小学校教員生活とともに、金沢紫金草合唱団生みの親&育てのマドンナ・・・いや、その熱意に、みんなに「紫の君」とまで呼ばれた、村上凛子さん急逝の報に呆然。

  思えば、15年前、彼女が絵本「むらさき花だいこん」に感動して金沢の仲間に話し、それに北京の私まで心動かされ、東京の合唱構成の「紫金草物語」初演に北京から駆けつけ、金沢からきていた凛子さんに初対面しました。その想いは北京放送の燕ちゃんたちはもちろん、私も南京で北京でと毎年のようにコンサートが行なわれたことに、端っこからでもつながらせていただけました。日本全国の紫金草合唱団の皆さんとともに、人を繋ぎ、紡ぎ、金沢の存在を輝かせていた人でした。

  南京で北京、東京、金沢で、何度かお目にかかり、私の部屋にみんなで合宿して一緒に天津旅行もし、名古屋では、もちろん河村市長の発言に対して南京との友好記念音楽会を開いた時も駆けつけて歌ってくれました。犬山城に二人で行った時は、天守閣でコカリナを吹いてくれ、根っからの歌好きな人でした。日進市の市会議員さんたちが金沢の図書館の見学に行った時に、たまたま見た「むらさき花だいこん」の原画展。それがきっかけで、日進市でも原画展を開いてもらい、私達のバンドも絵本の朗読をしました。凛子さんももちろん金沢から駆けつけて、名古屋在住の弟さんと一緒に、紫金草ゆかりの歌を歌ってくれたりしました。

 通夜に参列しましたが、無宗教葬で、ただただお花畑のような花の香りあふれる美しい祭壇に遺影とご遺体とゆらぐ燭台の灯。医師の夫君がここ数年難病を患っていた彼女の最期の様子を静かに冷静に説明され、200人ほどの会葬者がお花を一本一本捧げました。ただそれだけの超シンプルな御通夜でした。額に入れて飾ってあった写真は、南京理工大学の紫金草の花園の前で合唱団の皆さんと並んで撮ったものでした。

 今年の料理持ち寄り新年会の時には大根寿司をいっぱい作って持ってきた凛子さん。そのわずか10日後にこんな事態になるとは、合唱団の皆さんは誰も思いもしなかったのです。でも、最期は、緊急入院した病院で、お連れ合いが本人に病状の説明をし、それを受け入れた凛子さんが、しっかり静かにもろもろの会のひきつぎを伝え、安らかに逝かれたとのこと。

 一緒に通夜にも行った、プロジェクト・ゲン代表のANさん宅に泊めてもらったので、Aさんが夜なのに訪ねてくれました。凛子さんの最期の様子を仔細に教えてもらいました。彼女の遺言として会葬者に贈られたのは絵本「りんこちゃんの8月1日」という、4歳の時に富山空襲を体験した凛子さんの物語です。戦争を心から憎み、平和と歌と花を愛した凛子さん。今日の葬儀の出棺の時に、合唱団のみんなが「平和の花紫金草」を歌って送ったと思います。合掌。

 私は2月18日の広島での「プロジェクト・ゲン20周年記念 翻訳者の集い」の打ち合わせを、3人で綿密にして帰名。皆さんお世話になりました。
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2016年01月29日

ニッポンの記憶の半減期

1/27に行われた原発メーカ訴訟とその報告会のYoutube動画が、とても参考になります。原発が作られてきた背景とメーカ責任の不法性が、第三回口頭弁論での報告集会で説かれています。

●美浜の会、原発なしで暮らしたい丹波の会とグリーン・アクションが今日、発行した抗議声明です。
【抗議声明】
福島原発事故を無視し、住民の生命をないがしろにする
高浜原発3号機の原子炉起動に断固抗議する!
抗議声明のPDF:

 情報に見入っていると、時間がどんどん経ってしまうので、なかなかじーーーっくり見てられないけど、以下の対談は笑えるので、ついつい見てしまいます。

去年の12月20 日にUPされている【樋口健二×アーサービナード】 のコラボトーク講演会『ニッポンの記憶の半減期』 。原発を日本に持ち込んだ人たちの経緯を明確に語っています。Y新聞ひどい。8月15日の玉音放送までビナードさんが読み解いていてびっくりです。

 ●升永英俊弁護士意見広告:自民党憲法改悪阻止.jpgさて、今朝の中日新聞に拍手拍手。1月22日(金)朝日新聞朝刊(関東・東北版)、1月26日毎日新聞朝刊、そして、1月29日(金)の今日、中日新聞朝刊・北陸中日新聞に掲載された升永英俊弁護士の意見広告です。「緊急事態宣言」という言葉がドカンドカンと落ちています。最後に「憲法改正の国会発議を止める方法は、野党統一候補方式(=沖縄方式)しかない」と締めてあります。ナチス憲法に学ばれてたまるか。(クリックで大きくなります)↓でしっかり読めます。

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2016年01月28日

「忘災」の原発列島 インドで「アベさん、帰れ!」 

 今ごろが12月下旬だったらどんなに良かったことか(笑)。この新年のテーマを<片付け>にしたのだから、今年の年末に後悔せぬよう、やりかけてはいます。が、やっぱりはかどりません。

 インド反核市民運動.jpg毎日新聞に、見覚えのある写真。「うん? 11月に広島の世界核被害者フォーラムでスクリーンに大写しされた映像だっ」。日印原子力協定への反対を訴える住民ら=インド中部・ナーグプルで昨年12月12日(現地の反核団体「核廃絶と平和のための連合」提供)というキャプションに、Oh! 頑張ってるんだ。
 この日アべさんはニューデリーでモディ首相と会談していました。日印原子力協定を締結することで原則合意したのですが、これに反対する集会がインド各地で開かれていたわけで、横断幕には「フクイチ(東京電力福島第1原発事故)が終わっていない。インドに原発売ってる場合か!」。
 記事は
インドには原発事故時、メーカーに賠償責任を負わせる『原子力損害賠償法』があるそうで、売り込んだ日本も大きな責任を負います。使用済み核燃料の再処理をどこまで認めるかについても不明確なままだそうです。日本製の資機材で作られた原発から出た核のごみが、核兵器の原料として利用される懸念がある。
 いったいどんな地球にしたいのか。腸煮えくりまくり。武藤類子講演会.jpg

 日進市のTさんから、武藤類子さんの講演案内チラシをもらいました。2月20日、東郷町の「イーストプラザ いこまい館」午後1時半から4時までです。大人500円。18歳未満無料。全くチラシ表題のとおりです。「福島の話ー原発事故は終わらないー」。

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2016年01月23日

豆苗再生

 宮崎から葬儀に参列した方が岐阜の寒さに驚いていました。寒い葬儀ではあったけれど、雪が降らなくて幸いでした。
 故人が入院中に書いた会葬者への手紙の朗読がありました。こういう体験は初めてでやっぱり涙が出ます。
 豆苗再生.jpg今朝、家を出るときに、2週間ぐらい前にスーパーで買った豆苗を、食したあとに水につけておいたものをしみじみ眺めました。
 豆苗はエンドウの若菜。再収穫することが出来ます。ただし、永久機関ではないみたい。豆自体が持つ養分を使い果たすため再々収穫は難しいらしい。そうだよな。そして次の世代をわが身のありったけを使って育てる。それでいいのだね。所詮永久機関にはなれないのだと、キッチンで、しみじみ考えたのです。
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2016年01月22日

日本が核密約をアメリカにお願いしていた!

  少し前の西日本新聞のスクープ記事を市民オンブズマンから知りました。びっくりというか、怒りや悲しみ、情けなさ、で心の中がグチャグチャです。クリックでも読めるようになると思いますが、ネットでも読めます。西日本新聞1.jpg 西日本新聞2.jpg
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2016年01月06日 03時00分 西日本新聞
「外務省が機密解除に反対」 CIAの自民政治家へ資金 米元諮問委員が証言
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/216609

2016年01月06日 03時00分 西日本新聞
「外交の闇」隠蔽躍起 「核密約」も米に要請か 外務省、80年代
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/216608
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 黒ベストとサムエルパンツ.jpg岐阜で通夜に参列。昨日、黒のフリースを買いに走って、サムエルパンツを作り、ベストは赤とリバーシブルにしました。1ヶ月前は真っ赤なサンタさんだったけど、今日は黒いブラウスとパンツをはいておとなしくしていました。ママのシュシュもクロで作り、あったかい黒ストッキングや靴下も添えました。雪が降って洗えないし、子連れ看護とお式では洗濯している時間もなかろうと・・・先読みしすぎたかな?
 明日は葬儀。祭壇に「孫一同」として林檎とお団子が飾ってありました。「一同って?」孫はAちゃん一人です。もう一人のおばあちゃん、天国から見守って下さい。Aちゃんをみんなで平和に大切に育てていきます。どうぞ安らかにお眠り下さい。

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2016年01月20日

ゲンの旅立ち

ゲンの原画と繁体字DVD.jpg  昨夕のデモにも参加せず、今朝の初雪の写真を撮っている時間も惜しんで、ついに繁体字版全10巻を完成させました。既に契約書が台湾の出版社と著作権者の双方でとりかわされたので早急にデータを送らなければならなかったのです。約3ヶ月、必死の作業でしたが、なんとかやれました。今日はきれいにプラスチックケースをお化粧して、「頑張るんだよ!」って郵便局から、お世話になっている東京のエージェントに送り出しました。中国語もパソコンもよく出来ない私が、よくもまあ図々しくやったものです。こういうの、恐れオオクモっていうのかな。

 翻訳はゲン繁体字全巻完成.jpg第1巻~第5巻:燕ちゃん(北京) 第6巻:劉さん(北京)  第7巻:白さん(北京)  第8巻:胡さん(北京) 第9巻:周さん(北京)  第10巻:燕ちゃん  全巻チェック:王さん(埼玉) 他に台湾在住の日本人ジャーナリストのHさん、 家族の転勤で北京から来日したばかりの、大阪在住のフリー編集者のKさん。私はひたすら名古屋でパソコン入力係。燕ちゃんと二人でボチボチやりだして既に8年の歳月が流れて・・・日中のみんなの力を合わせてゲンがようよう飛び立つことが出来ました。皆さん、ありがとう。そして、励ましてくれた家族、友人ありがとう。実際に本になる日まで、まだまだチョコチョコやらねばならない事はあるでしょうが、本当に楽しみです。
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2016年01月16日

両岸関係


 ヤンが名古屋に留学して我が家にホームステイしたばかりの頃、どこかの観光地へ家族旅行をした。その広場かどこかに(何せ、もう22年くらい前の話でおぼろ)中国と台湾の国旗がたててありました。見た途端「台湾は中国なのに」と怒りだしてびっくりしました。

 又、まだ来日半年ぐらいだった頃、台北を発った中華航空140便の名古屋空港での着陸時の墜落事故があり、TV各局がいっせいに生中継をしだして、どのチャンネルにしても、すべてが事故を報道していました。しばらくするとヤンが「みんな同じことをやっている。ニュースは一つで良いのに」と怒り出しました。(どうもクレヨンしんちゃんが見たかったらしい)。あの頃のヤンは当然ですが、100%「中国で育った人」だったなぁ・・・。あれから23年、ずっと日本にいるヤンの名誉のために言っておきますが、彼は、今はニュース番組は欠かさず見ています。最近、台湾と中国の関係を議論した事もないし、しようとも思っていないのですが、ニュースは色々な角度からの報道があるべきだよって、言っていた私の意味は分かってくれてると思います。

 中国で台湾を語るとき、色々配慮が必要であることを、私も感じとるようになりました。台湾で中国を語るときももちろんそうですが。今日は台湾史上初の女性総統が誕生した日なので、国旗の意味をあらためて頭に入れておこうと思いました。
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 中華民国の国旗.png中華民国の国旗は、青天白日満地紅旗(せいてんはくじつまんちこうき)。青天白日の紋章は、中華民国の国章であり、中国国民党の党章にも使われる。中華民国の現在の国旗は、1928年に蒋介石が中華民国南京国民政府を成立させた際に初めて正式に採用された。青は民権主義と同時に自由を、赤は民族主義と同時に革命に身を捧げた人々の血と友愛を、白は民生主義と同時に平等をそれぞれ象徴している。紋章は、青は空を、12本の光芒からなる白い太陽は12か月と十二支、十二宮、十二刻を表し、中華民国の絶え間ない進歩を象徴している。
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中国国旗.jpg中華人民共和国の国旗は、五星紅旗(ごせいこうき)。赤色は革命を、黄色は光明を、大星は中国共産党の指導力を、4つの小星はそれぞれ労働者・農民・小資産階級・愛国的資本家の4つの階級を表す。全ての小星の頂点は、大星の中心に向いており、これは人民が一つの中心(共産党)の下に団結することを象徴している。マルクス・レーニン主義をモチーフにした国旗であり、中国大陸の文化や宗教色は反映されていない。
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 これからゲンでお世話になる台湾。私にとっての両岸関係は「国家」ではなく「人間」なので、両国とも同じ中国語を話す友人たちの国です。本日のゲン、最後の第10巻にとりかかりました。
【昨日の答】
正解 間が持てない/足をすくわれる/声をあららげる/采配を振る/新規蒔き直し/しかつめらしい/怒り心頭に発する/押しも押されもせぬ/熱に浮かされる/目端が利く/
正解 いっせいちだい/きらほしのごとく/じょういかたつ/そどく/じっしにあまる/したづつみをうつ/しゃにかまえる/だいたいあん/ありうる/ねんぽう/
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2016年01月15日

きなこ飴

 八事朗読バンド例会日。4+1の出席。風邪を引いて声の出ないSさん早引き。一番遠くから来る人なので、出かけてくる心意気に感じいる。Yさんも喪中の中、日常に戻りたいと、健気に参加。Iさんは台湾旅行で飛行機に乗り遅れて大変だった話。Kさんは10キロマラソンに何度も挑戦中。みんな気持は元気。みんなの個性を大事にしよう。

 ウォーミングアップに、以前、日経新聞に載っていた、テスト? をして大笑い。全問不正解がいたよー。なかなかできることではアリマセン(爆笑)。あそうさんを笑えない。(正解は明日ここで発表・・・)
<慣用句で似ているけど違う・・・>
1 間が持てない    間が持たない
2 足元をすくわれる   足をすくわれる
3 声をあらげる    声をあららげる
4 采配を振るう    采配を振る
5 新規蒔き直し    新規巻き返し
6 しかつめらしい    しかめつらしい
7 怒り心頭に達する   怒り心頭に発する
8 押しも押されもせぬ 押しも押されぬ
9 熱にうなされる    熱に浮かされる
10 目端が利く    目鼻が利く
<惜しい読み>
1 一世一代     いっせいちだい  いっせいいちだい
2 綺羅星の如く    きらぼしのごとく    きらほしのごとく
3 上意下達        じょういかたつ   じょういげだつ
4 素読                そどく  すどく
5 十指にあまる      じゅっしにあまる    じっしにあまる
6 舌鼓を打つ         したづつみをうつ    したつづみをうつ
7 斜に構える         はすにかまえる  しゃにかまえる
8 代替案              だいがえあん  だいたいあん
9 あり得る             ありうる   ありえる
10 年俸               ねんぼう   ねんぽう
きなこ飴の袋.jpg
 で、休憩タイムでIさんが取り出した飴の袋を見てKさんが「ややっ! らぬき言葉ダァーッ」で又爆笑。ほらね、言葉に嫌でも目が行く、気が行くでしょう。金田一秀穂さんは、「言葉が本当に正しく使える人など、そんなにいない。大事な事は相手と理解しあうことなのだから、あまり萎縮しないで話せばいい」と言っていて、間が持てない、 間が持たないなんぞは「揺れのレベル」だと言っています。このきなこ飴が日本一売れまくったら、「食べられる」は間違いになるのであります。


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2016年01月14日

契約書とりかわし

 台湾の出版社と正式な契約書をとり交せました・・・と言っても著作権者は中沢啓治氏夫人なので、私達中国語の翻訳グループは、直接的には契約しませんが、日本と台湾の二つの著作権代理店に入ってもらっているので、そちらとの契約は色々します。それらも大方済み、晴れて公表できることになりました。大急ぎで仕上げをして、データを送る段取りに入っているので、焦っているわけですが、そんな時に限って、いっぱい盛り上がります。

 昨夜はテッカイの会議に出かけました。12月に南京市の虐殺記念館の公祭に出席した人、名古屋の春節祭では相変わらず市長が不在であること、慰安婦問題が何の解決にもなっていなくて、傷口を深めていること等、近況報告だけでも話題が尽きない。会議報告書を日付の変わらないうちにやっつけて、本日はバリバリ仕事をするぞーッて思っていたら、一昨日から故障してしまった給湯器の修理が入りました。若いイケメンでしたので、こちらは時間がかかっても怒らない。パッキンが古くなっていたそうで、取り替えてもらいました。寒い冬に入浴できるのは極上の幸せで、贅沢だと思います。感謝。
脚立に乗って作業.JPG 給湯器の中.JPG 新品.JPG

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2016年01月12日

事実に基づいて問いを発していく

 「報道ステーション」「NEWS23」「クローズアップ現代」と、おなじみのキャスターさんたちが揃って去ってしまいます。高世さんがブログで国谷さんのことを書いていて、「そうなんだ、なるほど」と思いました。
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国谷氏が、キャスターが自分の意見を言っていいのかどうかについて語った興味深い対談があるので、紹介しよう。
『婦人公論』2013年8月6日で上野千鶴子氏が国谷氏に、原発再稼働について、キャスターは自分の意見を言ってはいけないのかどうか、自分の立場を表明できないことにフラストレーションを感じないかと突っ込んださいの答えである。
「フラストレーションを感じていても自分の意見を出さないのがキャスターだと思っています。どうすればフェアなキャスターになりうるのか。反対の意見を持つ人に対しても、賛成の人に対しても、権力者に対しても、聞かないといけない質問をしていくことでフェアネスを保つ。それがテレビジャーナリズムの責任だと考えています。」
上野:フェアネスというのは、何も両論併記ではあるまい、と思いますが。
「キャスターは、事実に基づいて問いを発していく、様々な角度からゲストにそして結果的には視聴者に問いかけていく役割だと思うのです。私自身の立場は鮮明にしていません。」
上野:番組で表明されなくても、一市民として意見を述べられては?
「それが結果として番組と結びつけられるということを恐れますね。」
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 さて、バトンをもらう次なるキャスターたちはどんなジャーナリズムの担い手になっていくのだろう。

 全く関係ない話。屋根のバラc.jpg
バラは毎日屋根を散歩します。何を見てるかきいたことありませんが、バラには色々なものや人を見て、その有様や色々な考え方を伝えようなんて考えは皆無です。自分以外のモノにあわせてバランスよく生きようなんてことも考えません。自分が安全に生きること。そのためのかたくなな物差しをもっていて、それを人に当てないところが私は好き。
 バラの尻尾はあるにはあるけど、超短くて、あげくに左に曲がり、先っぽは更にUの字に曲がってます。けど、自分が異形な尻尾だなんてこれっぽっちも考えていません。自分が人にどう見られるか、どう価値づけされるかという考えはいっさいない。そこに私は痺れてしまう。


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2016年01月11日

ゲンが泣いている

 大変真面目にゲンの簡体字から繁体字への変換作業をやっています。第9巻の真ん中まで来ました。後ちょっとだ。頑張れ頑張れ。それにしても40年前に中沢啓治氏が描いたことと、今の世が全く変わっていないことに驚愕します。
第9巻の90と91ページ。クリックで読めるようになると思います。
 9巻P90.jpg 9巻P91.jpg

そして、←8巻P180.jpgは、泣いているゲン。第8巻の180ページ。簡体字ですけど、じーーっと見ていると、字−−−−っと意味は分かってくるでしょうが、原文は「ううう どうしてどうして 人と人が殺しあう戦争をよろこぶんじゃ・・・ばかじゃ ばかじゃ ほんとうに人間は進歩せんわい」。

 1969年の4月に朝鮮半島で3回目の原爆使用計画がされていた事件を調べたら、その飛行機は日本の厚木海軍飛行場からの「ディープ・シー129」。機内には8人の士官と23人のエンジニアが搭乗していて、そのうち1人は海兵隊員。エンジニアのうち9人は、ロシア語と朝鮮語の暗号通信を解読する言語学者だったそうで、そのことが震えるほど恐ろしい。言語学者が戦争で活躍する・・・というか、利用される・・・いや、悪用される。そう。戦争はお坊さんも悪用して殺人をさせたんだもの。全ての智恵は平和を維持するために使わないと!


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2016年01月06日

原爆と水爆と銃規制と

真面目に原爆と水爆の違いを調べてみました。

【原爆】
物質はその質量分だけエネルギーを持っている。
分裂後に生成された物質をすべて足し合わせた質量はわずかに軽い。
その差分が途方もないエネルギーとして外部に放出される。
ウランやプルトニウムの分裂が瞬間的に進むように設計したものが原子爆弾。
爆発力に上限がある。

【水爆】
核分裂反応ではなく核融合反応を用いる。
水素をある条件で4つ組み合わせるとヘリウムという物質に変化する。
水素4つの質量とヘリウムの質量を比較すると、ごくわずかにヘリウムの方が軽くなっている。
融合の結果の質量の差分をエネルギーとして取り出す。
太陽は基本的に核融合反応でエネルギーを放出している。
水素爆弾はこの原理を応用して作られた。
核融合反応を起こすには、超高温・超高圧という特殊な環境が必要。
水爆の内部には通常、小型の原爆を組み込んで、最初に原爆を起爆させ、そのエネルギーを使って水爆を起爆する。
このため原子爆弾よりも仕組みが複雑で難易度が高い。

 台湾の著作権の代理店から「はだしのゲン」の出版オファーがあったのは10月のはじめ。北京の国際ブックフェアーでの出会いがきっかけだったので、欣喜雀躍。本当に大勢の皆さんに助けて戴いて、ここまで来ました。感謝感謝の中で、中国大陸で使っている簡体字で10巻を翻訳してありました。でも、台湾では言語は同じですが、字は繁体字です。例えば「広島」の「広」は日本語。「广」が大陸、「廣」が台湾(マカオと香港も含む)。それで大急ぎで簡体字を繁体字に変換しなければならなくなり、一つ一つの吹き出しの字を換える作業にずーーーーーーーーーーーーーっと追われているわけです。やっと8巻が今週に終われそう。真面目に勤しんでいればもうとうの昔の終わっていたはずなのですが、色々他ごとにうつつをぬかしていまして、なかなか進まないのでトホホです。

 怒りが込み上げてくる オバマ大統領.jpgで、今日のような北朝鮮4度目の核実験のニュースを聞くと、虚しさに襲われてしまうのです。オバマ大統領が銃規制を進めるために泣いてスピーチしている姿も悲しくなりますが、原水爆の被害は、世界中に及んでしまう。私のやってることが何の役に立つのだろうと虚しくなる。でも、やらずにはおれない。コツコツとやっていきます。自分が出来るところで。



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2016年01月05日

生きている

   東京からのT夫妻と恒例の新年ランチ。今年は急な都合で長女のMちゃんも参加で5人になりました。「私達の結婚式で出会って半年後に結婚したのだから、Mちゃんも弟のY君も私達が結婚しなかったら生まれていないよ」という昔話をして笑い会う。40年前に3家族で子連れ旅行をしたことがあり、それ以来会ったことがなかったMちゃんは当然ながらキャリアウーマン。よくぞ私達の仲間に入ってくださった! 体のあっちこっちの不具合が話題になるようになって久しいけど、生きていられれば、又こうやって会いましょう。

 我が家は紅白を見ながら、あまりに元気のいい歌詞の歌が続くので「孤独になったらいかんのか?」「凹んだらいかんのか」「夢をもって前進しないかんのか」とボヤイたり、眩しい若さにおいてけぼり状態で、テレビに対してヘイトスピーチをしたりで、40年後はみんなこんな情況になってしまいましたが、やっぱり家族も友人も平和な戦争のない世界だけは死守していかないとね。友と会えることは何にも優る幸せです。3年前、突然亡くなった遠方の親友の、その娘さん(小学生の時に会ったきり)が、年賀状に電話番号を書き添えてくれました。会いたい。会いたい。彼女の話がいっぱいしたい。お正月はいいな。生きている。
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2016年01月02日

中国国際放送局紅白歌比べ

12月30日、毎日新聞の「チャイナセンセーション」というタイトルの記事に驚きました。
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中国の原発売り込み.jpg核兵器や原子力潜水艦の開発をかつて手がけた中国の原発メーカーが、日本の複数の大手電機メーカーの経営トップと極秘裏に接触し、原発輸出での協力を打診していたことが分かった。原発輸出を巡る中国の軍需企業と日本企業との水面下でのやり取りが明らかになった。【中国取材班】
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というもの。今、中国国内で稼働中の原発は28基で、建設中の原発も27基。今後5年で発電能力を約3倍に増やし、世界第2位のフランスに迫る計画。さらに、2030年までに世界60カ国で200基超の原発建設を計画しているという。目を疑う数字。人災だという事故も起きていて、とても安全管理が不安です。放射能に国境はない。どうしてこのことが分かってくれないのかと歯軋りをする。

 と、思いつつ、今年も中国国際放送局の紅白歌比べを聴きました。動画もあります。
日中の交流は、こういう場面では感動したりするのですが。
そんな時間ないよーっていう方も、ぜひ頭の部分だけでも動画をご覧下さい。スタッフが皆で「未来へ」を歌っています。
posted by Hiromi at 23:22| 愛知 | がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月01日

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。本年も宜しくお付き合いくださいませ。
ついに台所を締め出され、味見の時だけはせ参じました。掃除大臣に徹しておりましたところ、夜にはまあまあのおせち料理が出来ていましたので、人間、やれば出来ることもあるものです。何十年ぶりかで、元来の家族4人だけの年越しとなり、さびしくもあり、のどかでもあり、静かな2016年が始まりました。今年の目標は・・・今年こそ色々整理すること。一つ一つ欲張らずにこつこつ静かに目標を達成していくこと。こつこつ勉強すること。

posted by Hiromi at 00:44| 愛知 ☁| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする