2009年11月06日

プルサーマル

 昨日5日、岩手県の東北自動車道上り線で、核燃料低レベル濃縮廃液を積んだワゴン車にライトバンが追突したというニュースに仰天しました。関係筋からは放射能漏れは確認されていないという事ですが、廃液は青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場でサンプルとして採取されたもので、微量のウランを含む400CC入りの容器が2本積まれていて、六ケ所村から神奈川県に向かう途中だったとのこと。「この事故で怪我人はない」というニュースで安心した人はいないと思う。

 だって、同じ5日。柏崎刈羽原発の1号機で、本来は施設外へ排出してはいけない放射性物質トリチウムを含んだ水を24年間にもわたって海へ放出していたって東京電力から発表されたでしょ。原子炉格納容器内の装置と廃液処理用タンクを結ぶ配管を間違えて接続したため、1年間に約2500mlの放射性物質トリチウムを含んだ水を現在まで24年間も海へ放出し続けてきたんですって!こちらも「放射性物質は微量で外部環境への影響はない」と関係筋はおっしゃる。この付近の漁師や釣り人からは20年ほど前から、異常な魚が多いという声があったり、奇形の花弁のサクラが大量に発生しているという報告もあります。

 そして、これも5日。 プルサーマルは、使用済み核燃料から取り出したウランとプルトニウムを混合してつくったMOX燃料を、原発の燃料として使う発電方法ですが、国内で初めて佐賀県の玄界原子力発電所で起動して試運転を開始しました。12月2日から通常運転。

 最近友人から、
人形峠のウラン残土からガラスやレンガなどの「商品」が製造されていて実際に花壇に使用されているという話を聞いてゾッとしたのですが、別の友人から、「最近は廃炉になった東海原発の金属廃材がリサイクルされて、ベンチやテーブルになって原発PRセンターなどで展示されていますよ」と聞き、慄然。クリアランス制度と言うんだそうですが、「ある程度以下の低レベル放射性廃棄物は一般産業廃棄物扱できる」という法律により、違法行為にはならず、店の前の広場に このベンチを正々堂々と置いてある電力会社があるとのこと。すぐ横の説明看板の一節には
 『クリアランス制度によるリサイクルは、地球環境への負荷を低減し、わが国が目指す循環型社会の形成に寄与します』
 と書いてあるそうです。

 どこの町の電力会社? さあ、これからは、自分の町の電力会社の玄関のベンチをよーく見て安心しよーっと。そして、核燃料低レベル濃縮廃液を積んだ車が走っていても、怪我人がでない程度の事故ぐらいではびっくりしないようにしよーーーーーーっと。そして、私の大好きな大安売りや半額ラベルが貼られているフライパンを買ったら、これが原子炉の廃材からできたものであっても、安全チャーハンなんぞを作って長生きしよーーーーーっと。

posted by Hiromi at 06:37| 愛知 霧| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする