2017年03月07日

「騎士団長殺し」

 人民網の記事が飛び込んできました。テッカイの会退会に当たっての引継ぎのために、この5年間のたくさんの資料の整理をしている最中なので、少し気分が高揚しています。悶々としたこの5年間に少し光が差し込んだような。 以下人民網の記事と写真。
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村上春樹新作、南京大虐殺言及により右翼から攻撃も売上部数トップ維持
人民網日本語版 2017年03月07日14:41

 南京大虐殺を取り上げたことが原因で、村上春樹氏の新作「騎士団長殺し」(上下巻)は右翼の人々から批判され、ツイッターなどで不買運動の呼びかけまで起こっているが、発売から3日たった現在も売上部数トップを維持し続けており、すでに重版され発行部数は130万部となっている。環球時報が伝えた。
 業界関係者の多くも村上氏がこの歴史の黒幕を暴いた行為に称賛の声を贈っている。

東京大学の藤井省三教授は、「村上氏は非常に良識のある作家だ。その良識はある一作品の中だけで体現されているのではなく、長きにわたって戦争被害国に対する尊重の念を表現し続けてきた点にある。彼が作品の中で侵略戦争について触れたのはなにも同作品が初めてではない。それ以前にもたびたび日本は謝罪すべきだという考えを明らかにしてきている。また、村上氏は同作品を書く段階ですでにこのような右翼からの攻撃を受けることを予想していたにもかかわらず、毅然としてそれを作品の中に描いた」とした。
南京師範大学の林敏潔教授は「歴史を否定するような見方が広がる日本の中で、読者は村上作品を通して、歴史を認め、尊重し、歴史を鑑とする精神を読み取ることができる」とした。
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日本の右翼勢力が村上春樹の新作を批判する理由(1)
人民網日本語版 2017年03月07日15:38

 騎士団長殺し1.jpg著名作家・村上春樹氏の新作長編小説「騎士団長殺し」が2月24日に発売された。同作品は1000ページ以上にも及ぶ大長編で、新作を首を長くして待っていた「ハルキスト」や文芸界が熟読する中、日本の右翼勢力が真っ先に同作品に対する評価を書き込み、「反日思想」、「中国の機嫌を取ろうとしている」と批判した。村上氏の新作はどうしてこのような論争を巻き起こしたのだろうか?新華社が伝えた。
作中で南京大虐殺の事実を認める
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日本の右翼勢力が村上春樹の新作を批判する理由 (2)

 日本の右翼勢力の反応
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騎士団長殺し2.jpg共同通信客員論説委員の岡田充氏は、「村上氏の作品が世界中で幅広く愛されているのは、村上氏が国境や民族、地位の枠を越えて、大都会にいる人たちの孤独感などの共通認識を描くのが得意だからだ。村上氏が作中で何度もナチスや旧日本軍の侵略戦争を話題にし、それについて謝罪するように呼びかけるのは、異なる国や異なる価値観を持つ人たちが深いレベルでの交流や意思の疎通をする必要があり、そのためにはまず共通の経験である歴史的事実を認めなければならないと考えているからだろう」との見方を示した。

日本の右翼勢力が村上春樹の新作を批判する理由 (3)
 村上春樹の作品における歴史観
騎士団長殺し3.jpg実際に、村上氏は過去にもさまざまな場で侵略戦争や日本がそれについて謝罪しなければならないという考えを述べている。2015年に安倍晋三首相が「戦後70年談話」を発表する前に、村上氏は「東京新聞」の取材に対して、「歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。謝ることは恥ずかしいことではありません」と語っていた。
村上氏の作品において、中国を侵略した旧日本軍の横暴を指摘したのは「騎士団長殺し」が初めてではない。村上氏の初期の作品で1994年に出版された「ねじまき鳥クロニクル」の中でも、村上氏は登場人物を使って旧日本軍が中国侵略戦争で行ったさまざまな残虐行為について触れている。
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posted by Hiromi at 22:41| 愛知 ☀| がま口弘美の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする